Q1バストの構造はどうなっているの?
女性の乳房は、本来授乳目的の臓器であるため乳腺・乳輪・乳頭が発達していますが、バストが大きい方の乳腺の下には授乳に備えたエネルギー貯蔵庫の役割をする脂肪組織が多く控えています。更に、その下の層には大胸筋や肋骨があり、胸郭を形成しています。バストの左右差や形も骨格や筋肉の量、乳腺や乳輪の形状、バストの皮膚の伸展率などに影響されることもしばしばありますが、最も大きい要因はやはり乳房内の脂肪組織の量です。自然な乳房の柔らかさやボリュームの大半は脂肪組織によるため、乳腺や筋肉をいくら発達させても一時的効果しか見込めないか硬いバストになるだけでしょう。
Q2豊胸サプリやエステ豊胸・豊胸体操とどこが違うの?
豊胸サプリやエステによる豊胸ではどんなに一時的に大きなバストが得られたとしてもやはり、リバウンドしてしまいます。エステによる豊胸ではマッサージによって乳房内の脂肪に炎症や物理的破壊によって不可逆的なダメージを与えてしまうこともあります。一方、豊胸サプリの中には成分がまだ不明瞭なものもあり、ホルモン様物質によって乳腺に作用して一時的に乳腺を大きくさせるものもある様ですが、そのことが却って乳房内の脂肪を燃焼させてしまい結果的にバストのボリュームがダウンすることもございます。豊胸体操(女性ボディービルダーの様な過剰な大胸筋の運動)をしてもやはり脂肪の燃焼に陥って却って平たいバストになってしまうこともあります。
Q3ヒアルロン酸(Sub-Q)注入とはどこが違うの?Kunoクリニックがヒアルロン酸(Sub-Q)をしない理由とは?
バスト注入用のヒアルロン酸は中国製でなければ1ccあたり3000円程度の相場ですが、片方200ccだと両方で120万円程度かかる割に約6ヶ月の満足しか得られません。やがてはヒアルロン酸に依存した(ヒアルロン酸を追加し続けないと形や張りが維持できない)バストになってゆき、却って膨大な費用がかかります。しかもヒアルロン酸でいっぱいになったバストの弾力は不自然で、低反発クッションの様な陥没が出ることもしばしば見受けられます。加えて一度ヒアルロン酸で豊胸をされてしまえば、今度脂肪注入による豊胸手術をする場合に除去しないと、生着率に悪影響がでてくる可能性(注入脂肪の壊死など)があります。乳腺内に入れられてしまうとシコリを形成したり除去しづらくなったりすることもあり、これは現場でその様な問題に当たったことのあるDrの間にしかあまり知られていない事実です。
Q4人工物(バッグ・インプラント)との違いは?
人工物は万一何かあっても抜去できますが仕上りが不自然になることがしばしばあります。硬いバストや流れないバスト、バッグの位置異常、被膜拘縮、破損や変形、被膜内の石灰化など、再手術しなければ治らない様な問題が多いのも事実です。それでも確実な大きさを重視されるか、採取する脂肪があまりない様な方で豊胸をご希望の方には、バッグ・インプラント挿入の適応になることもあるでしょう。当院でどちらの適応になるかは、最終的にはご本人様のご希望を尊重しております。但し、それにはどちらのメリットもデメリットもご本人様に知って頂かなくてはなりません。詳しくは当院に御来院の上、カウンセリングをお受け下さい。どこよりも詳しくご説明致します。
Q5従来の脂肪注入と再生豊胸の違いは?
脂肪注入は、主に吸引で得られた成熟(大人の)脂肪細胞を移植する手術です。吸引時でさえ引圧である程度の細胞の破壊も起こりますが、血行(栄養)の悪いところに大量の単一種類の細胞が引越をすると更に栄養不足となり生着率が低下して(または細胞の壊死が起こって)しまいます。従って生着率を良くするためには、分散させて注入することは勿論、1回の注入量にも制限が出てきます。従来の脂肪注入ではこのことが問題であったため、1回の手術で得られるバストアップ効果に限界がありました。一方再生豊胸は、吸引で同時に得られる脂肪幹細胞(寿命の無い脂肪の赤ちゃん細胞で、増殖・分化・成長の三大可能性を持っています)の純度を高めて注入脂肪に混合させる方法で、死滅した脂肪細胞を補うことや血管内皮細胞に分化して血管を増殖させること等が期待されます。
Q6他のクリニックの豊胸術とはどこが違うの?
当院には濃縮還元した幹細胞を生体内で安全に増殖させる世界初のハイグレード再生医療豊胸術に成功しています。→再生豊胸
数ある脂肪注入や再生豊胸の中でも、手術後にバストサイズが殆ど減らない症例や、バストがサイズアップした症例を数多く輩出している(少なくとも2010年までに学会発表をしている)クリニックは、世界中でも当院をおいて他にございません。更に当院ではVASERHiDEFミケランジェロという、従来の脂肪吸引を超えた新次元の脂肪吸引を既に始めており正統伝承の技術をもっております。他のどんな吸引機器よりも脂肪を安全にかつ出来るだけ大量に吸引して理想のボディーラインを実現できる究極の専用機器と技術です。
VASERHiDEFミケランジェロページ
Q7ハイグレード再生医療豊胸術と通常の再生豊胸術との違いは?
通常の再生豊胸レベルでは、脂肪幹細胞を遠心分離して混入させるだけで、生体内で生着・増殖・分化・成長・組織形成をさせることが確実にできているかどうかが不明でした。その一方で、たとえ生体外(試験管や培養機械内)で確実に増殖や分化を誘導できたとしても化学薬品やウイルスベクター等に晒された細胞では未知のリスクが伴うため、人間が意図的に操作する方法は当院では採用されません。当院で採用されている方法は、安全性が確認されているものを組合せ、ご本人様の細胞自身の働きに任せる方法です。生着した細胞自身の判断で増殖・分化・成長・組織形成できるように細胞環境を生体内で整える手術です。再生豊胸
Q8同じグレードの手術で生着率が同じでも仕上がりのカップ数UP度に個人差があるって本当?
下着メーカーが採用しているバストカップの定義では、アンダーサイズとトップサイズの差が10cmでAカップ、12.5cmでBカップ、15cmでCカップ・・・という具合に2.5cmで1カップUPする計算になります。すると、元々のバストのサイズがフラット(AAA以下)なのかA,B,C,D,Eカップそれ以上のカップなのかによって、例えば同じ100ccのボリュームを注入してもAカップに満たない場合や、注入部位や皮膚の伸展度などにもよりますが直後に2カップ近くアップする場合もあります。
Q9細胞の生着率の程度と仕上がりのカップ数UP度が違うって本当?
注入された脂肪や脂肪幹細胞の生着率には、手術のグレード以外にも、術前の体格やバストの状態、年齢、授乳歴および最終授乳からの年月、皮膚の伸び率(硬さ)、血行状態、運動や栄養状態などある程度は個人差もあり、それらを総合的に考えなければなりません。細胞や組織の生着率(注入量に対してどれだけ残ったかの率)と、手術効果の指標であるカップ数UP度(注入量に応じてバストの皮膚が伸びることや元々のカップ数も重要な要因)とは元々異なるレベルの問題です。勿論生着率を上昇させることも手術効果を上げるための重要な要因の一つであることは当然言えます。
Q10生涯満足のゆく豊胸術とは?
理想を申し上げれば、手術したことが他人に判られず、ご本人様がおばあちゃんになるまで自信を持ち続けて頂ける様な本物のバストを形成することでしょう。注入脂肪が術後に減らず、見た目も自然な左右対称で谷間ができ、触れた感じも自然な弾力で柔らかく仰臥位で流れる様な質感をたった1回の手術で実現できるのであれば、もうシリコンバッグはいらなくなるでしょう。ご本人様ご自身の細胞の力で生まれながらのバスト(脂肪層)を創らせることこそ、究極の豊胸術だと考えられます。当院の再生豊胸はそれを目指して日々研鑽と手術手技の改善を行っております。
Q11脂肪注入術とは?その適応は?
吸引された脂肪組織と幹細胞を抽出し、主に乳房内乳腺下層を中心に注入する方法です。現在では分離注入と術中分散マッサージ(脂肪細胞を毛細血管網に充分絡ませて生着率をよくしつつ、しこり形成を最小限にするための手技)が必須術式となっています。「美容外科プラクティス2」)事実、従来の手技ではしこりがよく起こっています。
脂肪注入の手術適応は、
自然な仕上がりをご希望される方・左右差が著名で解消したい方・人工物挿入や注入が嫌な方
(温泉旅行などでも他人に絶対バレたくない方。精密検査でバッグが写るのが嫌な方)
乳癌切除後の方・デコルテや骨格上の陥凹がある方・脂肪吸引で部分痩せも目的にある方
などです。因みに人工物(シリコンバッグ)よりも大きくバストを形成したい方は、次の様な方法がございます。
1. 多段階ステップアップバストアップ法
3ヶ月以上間隔をあけて他の部位より脂肪を吸引し追加手術を行なう方法です
2. 濃縮幹細胞注入法
1回あたりの手術の生着率を上げるには、廃液中に混入している幹細胞を分離して濃縮し、注入脂肪に加えて生着率を高める方法があります。 →再生豊胸
3. 成長因子追加注入法
自分の血液から採取できる多血漿板血漿中のサイトカインを注入脂肪に加えるか、単独で注入して生着率を高める方法です。 →再生豊胸
4. 当院オリジナルプレミアム注入法
再生豊胸
5. 当院オリジナルスーパープレミアム注入法
再生豊胸
1回の手術で脂肪を注入しすぎると良くない理由
1.痩せている人や必要量を確保するのに3部位以上の吸引が必要な人で吸引部が多くなれば身体の負担がかかり、麻酔中毒等のリスクが大きくなる(禁忌)
2.片方のバスト当りの注入許容量は、皮膚の伸び率や授乳歴、元々のバストの大きさ、年齢などにもよるが300〜400ccで、それを超えると酸素や栄養が行き届かなくなり、却って生着率が低下する
3.いくら分離注入をしても、中央に集約されるのでしこりができる可能性が高くなる
4.複数回に分けて注入した方がその前の手術で毛細血管網が増殖発達し、生着率が高くなる
5.生着率上限予想が難しくE cupを超えるとバストの皮膚が下垂することがある
Q12注入した脂肪は無くなるの?その効果は?
注入量と生着率には個人差があります。当院では、注入量は痩せている人でなければ(45kg以上なら)合計400cc以上を確保できます。(標準で500cc、最大900cc程度です。)また、生着率の目安は従来法で20〜30%(ひとまわり=1カップアップ未満)、分離注入+馴らし揉み=標準注入で最大50%前後、濃縮幹細胞注入で60%、成長因子追加で70%程度でしょう。勿論、生着したものは一生もので、元々バストが大きい人と見分けがつかないくらい自然に仕上がります。但し、術後激しいダイエットや授乳、大胸筋を鍛えることをすれば多少痩せることもあります。
Q13メリットとデメリットは?
メリットは、何よりも自然で美しく若々しいバストをご自分自身の組織で得られることです。仕上がりの自然さは他に勝るものはございません。デメリットは、注入できる脂肪の量や生着率、1回の手術でアップするカップ数等に個人差があることと、稀にしこりを生じることがあること、吸引部を数週間圧迫し続ける必要があることなどです。
Q14方法は?
吸引された自分の脂肪組織と幹細胞を抽出主に乳房内乳腺下層を中心に注入する方法です。現在では分離注入と術中馴らし揉み(脂肪細胞を毛細血管網に充分絡ませて生着率をよくしつつ、しこりを形成しないための手技)が必須術式となっています。)事実、従来の手技ではしこりがよく起こっています。当院では更に3次元立体分離注入や左右差改善、谷間形成術も行なっています。
Q15手術時間の目安は?
吸引のデザイン・消毒・麻酔・手術に1時間以上、細胞を遠心分離するのに20分程度、注入は両方のバストで約30分程度です。(いずれも吸引量や注入量にもよります)合計約3時間程度です。当院では丁寧に注入一針を計算しながら仕上げるためにこの時間は必要です。それ故1日にできる手術件数に限りがございます。
Q16ダウンタイムは?
麻酔による腫れがひくのに約1週間、炎症による腫れや内出血がひくのに2〜3週間、ごく稀ですが血腫や感染が起こったり、傷が開いたりした場合の治癒期間は更に数週間かかることがあります。通常、7日後の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。またその頃には入浴や飲酒も可能となります。
Q17傷跡は?
吸引各部位に1〜2箇所ずつ直径3〜4mmの傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月程で目立たなくなります。目立たなくさせるために、7日後の抜糸時より、テーピング約1ヶ月間を施します。ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。バストの周囲には片方10箇所前後の針穴がつきますが、通常1〜2ヶ月以内に消失します。稀に、ここも色素や毛細血管腫、肥厚性瘢痕等が起こることがありますのでご注意下さい。
Q18入院・通院は?
院の手術は全て入院不要の日帰り手術です。術後に問題がなければ7日後の抜糸日に診察を兼ねますのでいずれも特に必要ありません。万が一合併症が起こった場合にはすみやかに開院時間内に御来院下さい。当院では無料アフターケア制度があり、合併症が起こった場合に対応しています。カウンセリング日に手術のご予約を御取りになれば、最短で1日でも可能です。つまり、たった1日でカウンセリングと手術が可能です。抜糸不要の溶ける糸で縫合することも可能です。自然脱落を待つかご自分でも抜糸が簡単にできます。
Q19痛みは?
術前の前投薬で痛みの閾値が上がり、痛みが軽減されます。局所麻酔の時にチクチクする程度ですが、カニューレ挿入時にも多少鈍痛があります。その後すぐに吸引に移りますが、その時点では殆ど痛みはありません。術後数時間経過して筋肉痛、2〜3日は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。バストも多少腫脹感や熱感が数週間続きますが濡れタオルでクーリングする程度でいいでしょう。万が一強い痛みをお感じになる場合には、ご面倒ですが診察にご来院下さい。当院では無料アフターケア制度があり、合併症が起こった場合に対応しています。
Q20手術後の注意事項は?
禁止事項
1.術後7日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動(シャワーは翌日から可能)
2.術後1ヶ月間:吸引部のマッサージ・うつ伏せ・バストのマッサージ・ブラジャーによる締めつけ

した方がいいこと
1.手術後バストへの濡れタオルクーリング(冷却)15分毎と安静
2.1カップ以上ゆとりのあるスポーツブラジャーを1〜2ヶ月間装着するのが宜しいでしょう。
(バストには圧迫痕が付かないようにお願い致します)
しなければならないこと
1. 脂肪吸引した部位の圧迫固定を術直後より24時間×7日間圧迫装着することが必要です。できればその後1〜2ヶ月は半日だけ継続して下さい。
(下半身なら140デニール以上のストッキング、腹部ならウエストニッパー、二の腕なら専用サポーター)
2. 水分補給を2〜3日間×2リットル以上/日を摂取して下さい。
その他のご注意事項
術後当日は15分毎に冷却をすれば腫れは更にひいてゆきます。
バッグを抜去された方は腋窩周囲の圧迫が4-7日間必要です。
手術前日夜は飲酒を控えて下さい。
術前3日間はピルやステロイド、血液をサラサラにするような作用のあるお薬を服用しないで下さい。
常用服用薬がある場合には手術日当日にご持参下さい。
脂肪吸引孔の傷に対しては、抜糸後約1ヶ月間はテーピングが必要です。
Q21仕事は?
通常のお仕事なら2〜3日すれば可能ですが、その頃には腫れはまだ多少残っています。激しい運動を伴うお仕事に従事または手術部位を露出する方は、最低2週間程度のお休みが必要です。
Q22シャワーは?入浴は?洗顔・洗髪は?
術後7日間は入浴・飲酒・刺激物摂取は禁止事項です。防水テープを傷口に貼ればシャワーは翌日から可能ですが、手術部位を擦ったりマッサージしないで下さい。
Q23リスク・合併症は?
合併症として、内出血や浮腫み場合によっては筋肉の炎症が数週間続く程度です。吸引部では稀に血腫、感染(化膿)、凹凸、タルミなどが起こることが稀にあります。バストでもしこり形成や感染、注入脂肪の壊死などのごく稀な合併症があります。但し、以前バッグやSUB-Q、他院脂肪注入等の手術をしたことがある方はリスクがやや高くなります。局所麻酔の合併症は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・多弁→呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どです。アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は経口水分摂取や点滴治療をすれば通常すぐに回復します。
Q24合併症の治療法は?
内出血や腫れは術後のストッキングやサポーター、ウエストニッパー等による圧迫固定で数週間以内に消退してゆきます。完全に細くなるまでに数ヶ月かかる方もいます。他院で起こった吸引後の凹凸や硬い引き連れなどに関しては一度御来院の上当院の診察をお受け下さい。再吸引・メソセラピー・メソカクテル・再圧迫固定またはそれらの組み合わせ等で直せる場合があります。万一バストの感染や壊死が起こると穿刺廃液排膿をしなければなりません。当院他院を問わずしこりの治療には大きく5通りの治療があります。先ず、乳腺外科で乳癌検診を受けて当院に御来院し、診察を受けて下さい。
Q25麻酔は?
大別して当院では意識のある局所麻酔と、意識が無くなる全身麻酔を選択できます。脂肪吸引専用局所麻酔のみの場合、リスクは最も少なく、費用も手術費用に含まれています。例えば大腿片面なら希釈した局所麻酔を片方に約1000cc程度用います。これは脂肪吸引専用に開発されたtumescent法を更に日本人用に改良したもので、当院オリジナルの安全配合比率に設定し患者様の体格や希望吸引部位に合わせた使用量を用いています。バストには片方40cc〜60ccの麻酔で充分痛みが取れます。一方、局所麻酔の利点は痛みを緩和するのみでなく、腫れさせることにより局所の出血を抑え、血管収縮薬で更に止血し、神経損傷も回避できます。更に、脂肪組織を柔らかくして繊維組織も剥がしながら破砕しますので吸引をスムーズにさせます。一方、全身麻酔や静脈麻酔等の場合には費用が別途かかる上に、呼吸抑制や血圧変動、不整脈や静脈炎、体動や記憶の混乱などの合併症を引起すこともあるため、手術当日自動車の運転の禁止と絶食が必要です。
Q26術後の検査は?
脂肪注入が原因で稀に軽度の乳腺炎になることはあったとしても、乳癌になることはありません。何故なら乳癌は乳腺内組織から発生し、脂肪とは胎児の頃に分化した組織が全く異なるからです。しかし乳癌検診年齢である40以上の方は乳癌検診をできれば同一クリニックで定期的に受診して下さい。脂肪注入後は注入していないバストと比較して、炎症所見や結節陰影等が見られることがあり、稀に乳癌との鑑別のため精密検査を勧められることがあります。これらが脂肪注入が原因であることがはっきりしていれば、次回からは同一クリニックならフォロー可能で、精密検査を勧められることがないと考えられるからです。
Q27手術料金は?
料金表
医療ローンでのお支払いも可能です。当院の医療ローンは複数のローン会社と契約しており、ローン会社の中で最も金利の安いところもお選び頂けます。いずれも最高60回払いまで可能です。
Q28効果持続期間は?
脂肪吸引は、一度吸引された脂肪はリバウンドしませんので効果は永久です。また、注入脂肪は生着が完成するのに3ヶ月以上かかります。その後は殆どボリュームが減ることはありません。従ってその時点で残った分の脂肪は永久にバストにしっかり自己組織化していることでしょう。但し、術後激しいダイエットや授乳、大胸筋を鍛えることをすれば多少痩せることもあります。
Q29個人差の凡その範囲は?
注入量と生着率には個人差があります。当院では、注入量は痩せている人でなければ(45kg以上なら)合計400cc以上を確保できます。(標準で500cc、最大900cc程度です。)また、生着率の目安は従来法で20〜30%(ひとまわり=1カップアップ未満)、分離注入+馴らし揉み=標準注入で最大50%前後、濃縮幹細胞注入で60%、成長因子追加で70%程度でしょう。勿論、生着したものは一生もので、元々バストが大きい人と見分けがつかないくらい自然に仕上がります。但し、術後激しいダイエットや授乳、大胸筋を鍛えることをすれば多少痩せることもあります。
元々痩せていたり(体重40-45kg)バストがフラットだと毛細血管網が発達しておらず生着が厳しい条件ですが、多段階バストアップや幹細胞・成長因子追加注入で更に良好な結果が見込めます。
※脂肪注入は、元々バストが大きい人ほど大きくなることが多いですが、未授乳および皮膚が固い人やかなり太っている人は大きくなりにくい傾向があります。
Q30保証やアフターケアは?
合併症が生じた場合には処置やアフターケアを全て無料で致します。(再手術は時期の制限や適応基準があります)
結果に満足されない場合や術後の後戻り、合併症により生着が思わしくなかった場合の手術や他の方法を併用する場合には原則有料です。
Q31再手術は可能なの?再手術までの期間は?
バストへの再注入手術は炎症や腫れが完全にひく3ヶ月以上経てば可能です。3ヶ月以内の再手術は、しこりが起こりやすいと言われています。他院様で行なった方も、手術した日やその内容を出来るだけ具体的に申し出て下さい。
Q32他院手術後の修正は?
他院様の手術で取り残しや凸凹になった方、バストでしこりが起こった方、左右差がある方、谷間を形成したい方など修正手術をご希望であれば、一度当院に御来院の上、診察やカウンセリングをお受け下さい。当院にはより綺麗に細く仕上げる技術があります。
Q33感覚は?セックスは?授乳への影響は?人にばれることはないの?
乳房や乳頭の感覚が損なわれることは通常全くありません。従ってセックスも問題なくできますがバストのマッサージはしこりができることがありますので炎症が治まるまで1ヶ月以上禁止して下さい。勿論将来の授乳にも影響や問題はありません。針跡がなくなる1〜2ヶ月経過するまではバストを見られないようにした方がいいでしょう。
Q34豊胸術で乳ガンにはならないの?
ますそのご心配は無用です。万一術後に脂肪注入によるシコリが生じたとしても、そのシコリ自体は被膜に包まれた脂肪組織や線維組織、水分、血液、膿、石灰などですので癌化することもなく良性の腫瘤として治療可能です。そもそも個体発生の段階で乳腺と脂肪や筋肉とは全く別のものからできており、普通「脂肪ガン」というのは存在しません。脂肪の腫瘍はごく稀ですが肉腫と呼ばれ、それが悪性化すること自体が世界的にも非常に稀なのです。
Q35体重が40kg前後でもこの手術は受けられるの?
はい。非常に困難ですが可能です。当院ではVASERHiDEFミケランジェロという、従来の脂肪吸引を超えた新次元の脂肪吸引を既に始めており正統伝承の技術をもっております。他のどんな吸引機器よりも脂肪を安全にかつ出来るだけ大量に吸引して理想のボディーラインを実現できる究極の専用機器と技術です。これを用いて40kg未満の方の脂肪吸引も行った実績が多数ございます。